「からだの声の翻訳家®️」鶴木マキ∬しあわせのシグナル∬

日常から不思議な話まで。リーディングってなに?ポジティブってどんな思考?なんてことをつぶやいてます。

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ハゲ談議

先日単身赴任中の夫が帰宅した。


ひょんなことから髪の毛の話になった。


主人の髪の毛はふわふわと柔らかくてくせ毛だ。
そしておでこが広い人なので若い頃から将来はハゲると周囲から言われていた。


だが、主人の父は髪の毛はフサフサのままであったし、結局主人は年齢は重ねたので白髪頭にはなったが、毛量はかわらないまま今に至る。


「俺のこと、色々言っていたやつが、みんな俺を超えていくんだよな」
といいながら、
「一度ハゲてみたかった。一度頭部自分でペチペチって叩いてみたかったなー。で、このハゲー!!って言われてみたかった」
と言う。
毛量問題で悩み、色々としている人からしてみたら怒られるような話だが主人曰く
「ハゲてるとさ、それだけでキャラがたつし覚えられるし目立つしいいよな」
と言う。


そういわれれば、頭部をペチペチと叩く人が同じ職場にいると話すと
「いいよな、そういう明るいハゲ。バーコードみたいの横から持ってきて隠すやついるじゃん。あれ暗そうでいやじゃない。俺もハゲてきたら、ぜったいペチペチするキャラになる!!」
と言う。
確かに,
頭部を自ら叩く人は明るい。
髪を横から持ってきて固めているハゲをイジる。


「みました?この風の強い中。髪ばっさりでしたよ!!」と。


横から持ってきているハゲ頭の人物が風の強い昼休み外に出たとたん、風に髪が乱れた。
一瞬にして落ち武者化したその姿に周囲の人は目を逸らしたらしい。


なぜ逸らしたかといえば


見てはならないものをみたと言っていた。が次の瞬間、バーコード氏は、胸ポケットからくしを出し撫でつけていつもの状態にしたという。


ペチペチ氏の方は同じような頭部の人のことを
「ブラザー」と呼ぶ。
ブラザー同士、打ち合わせしているのを知らず、なんとなく目に入った時はつい笑みがこぼれた。


ハゲてるだけでやっぱりキャラがたつ。
確かに主人が言うように目立つし印象に残る。


このペチペチ氏、先日炎天下の中帰社すると
「いやー暑いから頭洗面所で洗ってきちゃった」
とハンドタオルで頭を拭いていた(これは余りに斬新すぎて驚いた)。


暑いからと言って外から帰ってきて手洗う様に頭を洗う人というのを初めてみた気がする。
「からだの声翻訳家®」的には髪の毛は神様との繋がりだという。
禿げるということは、もう繋がっていなくてもいいということなのかもしれない。


既に悟りの境地なのだろう。

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