苦手なことこそやらなくてはならない
本日、営業部長の送別会だった。
ここで三年過ごしたのだけど、私と同じ時期に転勤してきた人であったか。
私はここから異動するということはもうないだろうが、営業は動く。
もともと西の人なので古巣に帰るのは嬉しいのだろう。
この場所にも大分慣れては来たけれど、まだまだ所在なく思うときがある。
これはもう仕方ないのかもしれない。
ことばで表すことが難しいこの所在のなさは、月日が埋めるのかもしれない。
仕事がまだ中途半端(全体を把握するだけのことはしていないから)なのだと思うのと同時に人にも中途半端なのだ。
三年いてもほとんど話したことがない人ばかりだったりする。
仕事でほとんど絡まない営業とは話すこともない。
仲良くなればいいのかもしれない。
だけれどもそこまでしなくてもいいかなと思う自分がいる。
特段困らないからだ。
そばに来た人とその場で適当に話を合わせて笑っていれば時間は過ぎる。
それでもまぁ悪くはないし、職場のなかで円滑になるだろう。
昔仕事で手痛い目にあった人とそばになるのをなんとなく避ける自分がいる。
そんな人とそばにいても面白くないと思うから。そして、女性とばかり話していてもつまらない自分がいるので(なんでかな?と思うが)自然と避けてしまう。
本当は自分から興味のある席に入っていったらいいのかもしれない。
話したことのない営業マンのいる横に座ればいいのかもしれない。
そうして少しずつ人にも慣れていかないとならないのだろう。
実はそれが私の一番苦手なことなのだった。
そして苦手なことこそやらなくてはならないということはもう嫌というほど知っているのだった。