新人の話②
新人の話の続き。
新人くんが一体いつ会社を辞める決心をしたのか、ひょんなことから他の人から話を聞いた。
彼は今年に入りインフルエンザにかかっている。
「からだの声翻訳®️」でも教えているが、インフルエンザや風邪はキャパ越えを表す。
体調の悪い時にからだを休める中で、自分を見つめ直すことを促している。
自分の日々を振り返り反省しなさいと言っている。
彼はインフルエンザになりひとり寝ながら、自分のやりたいこと、目標はここではないと考えたらしい。
(彼は無意識に「からだの声」を理解していた訳になる)
そしてそれを実現するために逆算して考えていったら会社を早急に辞めないとならないと思ったらしい。
とても正しい選択だと聞いていて私は思った。
自分の本当にやりたいこと、やらなくてはならないと思うことを見つけるので人生を送る人が多い。
かくいう私などは若い頃は目先のことしか考えていなかった。
そんなことをしているうちに、結婚し家族ができ、子供ができ、今では向かいたい方向は先送りし、子供らを育てることが第一目標になっている。
神様はひとつのことしか達成させない。ふたつは中途半端になってしまう。だから今は時期ではないと思っている。
さて話は逸れたが、自分を見つめ直す機会を与えられた新人くん。
そしてすぐに行動し始める行動力。
彼のような人はやり遂げるであろうと私は思う。
本来の人間は自己実現をするために生きていると思っているのだが、周囲にふりまわされて自分を見失っている人が多い。
今だけを考えているとそんな風に陥る可能性が高い。
嫌だから、上手くいかないからここから去るのではなく、自分の目標を叶えるため行動するということは(しかも時期を開けずに)勇気もいるし凄いことなのだとやっぱり思うのだった。