「からだの声の翻訳家®️」鶴木マキ∬しあわせのシグナル∬

日常から不思議な話まで。リーディングってなに?ポジティブってどんな思考?なんてことをつぶやいてます。

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へそ出しウエアと観葉植物は同レベル

先日の知人A。
もう何年かスポーツジムに通う。きっかけは会社の健康診断で血圧の数値と腹囲が気になりだしたためだ。


始めたAはコンスタントに通い続ける。気がつけばスリムな体系に。
これは凄いなと思う。
何かに理由をつけてやめてしまうから結果は出ないが続けることを止めなかった。
しかも目的達成後も続けている。


50代も半ばになるがみていると風邪もひきにくくなっていて健康的になっている。
行動がしっかりと目的と合って続ける時、人は変わっていくというのを私に教えてくれる存在だ……。


と思っていたら、


「最初はジムってエロいなって思ってたんだよ。
だってピチッてしたウエア着て開脚してるんだよ。どこみりゃいいの?って感じじゃない」


……そんな目でみてたのかい!!
とつっこみそうになったが、


「だけどさ、実際トレーニングしているとそういう気持ちが失せるんだよ。だんだん周りの景色みたいに感じてくる訳」


まじか!そんなに生臭いヤツがそこまで変わるんかい!!って思っていたら


「そうするとさ、声かけてくんの。今度飲みにいきましょうって。こっちはソノ気ないんだよ。特段好みでもないしさ」


という。まじか!そんなに生臭いヤツがそこまで変わるんかい!!再び思う私。


「で、一応そうですねって挨拶程度に言ってるんだけど、何度も声かけてくんだよね。俺ほんとそんな気ないから」


いや、相手もそんな気ないんじゃない?私は内心思いながら


「そりゃ、モテて良かったじゃない。一回飲みに行っとけばいいんじゃないの?そしたらもう言わないんじゃない?」


と言ってみる。
A本人はなんで俺なんだよとずっと思っていたようで、それでも年末会社の納会の後に行ったらしい。しかもジムでトレーニング後なので、会社の納会では一滴もお酒を飲まなかったそうだ。
Aはお酒は強いし嫌いではない。だが、優先順位がジムのトレーニングが先なのだろう。
その目的のためには飲まないという徹底ぶり。


そして約束通りトレーニングのあと飲みに行き、初めて入った居酒屋の店主と最終一緒に飲んで、記憶をなくし帰ったとのこと。


楽しかったらしい。普通に。
本当にただの飲み仲間に思われていたことが判明した結果Aが持ち出した持論は、最初に話した
「風景を見るような目でみるようになったので、危険なオーラが無くなって声を掛けやすくなったのでは?」
とのことだった。


そうなのだろうか?
私は自分の気に入った人以外はスキンシップしてくる男は好きではないのだけど。


Aは悪気はないのかもしれないけど、でもゼロではないので、親愛の情だとしても頂けない(なのでなるべく隣は避ける)。
話してくれるのは嬉しいが(面白い話の提供者だから)お手手は自分の膝へ!でお願いしたい。

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