朝から大パニック
いや、朝から大パニックであった。
休日だからとゆったりしていたら
本日燃えるごみの日であった。
あっと思って袋詰めしてあったものを持ち
ごみ置き場へ。
丁度収集車が来ていた。
すみません!おはよーございます!
というと
そこ、置いといて
と。あー間に合った、と思ったが
バタンとドアがしまる音が。
いつもは閉まらないようにつっかえ棒をして置き場に入る。暗証番号はとうに忘れていた。
えー、鍵もスマホもない。
そうだまだ長男が家に…。
彼は本日朝からバイトなのでそろそろ出かけるところだった。
まだ間に合うだろうか?
あわててマンションのおもてへ。
表側に出るのには遠回りでぐるぐるまわる。
表側の通りを走っていると長男が❗
ああ間に合わなかった!
俺、行かないと遅れるんだよ❗
そうだよね、わかるよ
そう思っているのでうなずきながら、
次男にラインを入れてくれるように頼む。
こいつはまだ寝ていて、起きない確率は95%。
案の定、表玄関からチャイムを鳴らすも
コール音がむなしく、そのまま切れてしまう。
休日のため、誰も出てこない。
チャイムの前でガックリと肩を落としながら、
なんでまたこんな日に⁉️
今日は銀座へ行かなくてはならない。
こんなところでもたもたしている場合ではない。
そうだ、裏から入れるかもしれない!
そう考えてまたぐるりとマンションの裏側にまわる。
ここは閉まっていないときがあるからもしかして❗
しかし、しっかりと閉まっている。
もう絶体絶命、
と思っていると、毎朝通勤時犬の散歩から帰る
住人が二階の廊下を歩いている。
あぁ、あのいつものブルくんをつれている。
自宅で何かしている方らしく
こちらが通勤時間を気にしながら
慌てて駅へと向かう逆方向をすれ違う。
今朝はいつもよりブルくんの散歩が遅いようだ。
もう恥じらっている場合ではない。
すみませーーーん( ̄□ ̄;)!!
かっ、鍵を忘れてしまったんです!
というと、ブルくんをだっこして
わざわざ二階から降りてきてくれた。
いい人でよかった。
すみませんでした。
というと
いえいえ、ぼくもこの間やりましたから
という。
今度会ったらもう一度お礼を言わないとな。
こういううっかりは慌てるからすること。
慌てることはやはり良くない。時間ギリギリが
常な私。やっぱり改めないと。