次男と日々の話
次男の学校と言うのは結構なフリーダム感がある。
自分で考える、と言うことを重んじている。
なので校則に アルバイト禁止
とあっても、
アルバイトを通して社会をというものを学びたいという生徒が
校長にアルバイトの許可を乞う、なんてことをする。
そして校長も認めると言う。
校則とはなんなんだろうか⁉️という疑問は浮かぶが、黙ってやるのは嫌なのでそんな行動をとる生徒がいるそうだ(もちろん黙ってバイトする子もいるかもしれない。もっともバイト自体は少数派だと思う。彼らはお金に困っているのではないから)。
息子からすると、そんなこといちいち言わないで黙ってしたらいい。
と言う。
めんどくさい、らしい。
まぁ、それほど荒れる話題でも無い訳でそうなるよなと思ったりもする。
かと思えば、
なんとなく学校に行くのがだるい
という、なんだかはっきりしないことで学校での出席単位が取れず通信制の学校に転校していく。
通信なので顔を合わせる友達もいないわけで、いまだに座敷わらしの様に息子の部活動の部屋に遊びに来る。
なんなんだかよく分からないが、好きな科目はもう自分で先に進んでいるし、通信なので他の科目も自分で勉強しているらしい。
つまり、毎日学校に決まった時間通うことが出来ない人だったのだろう。
まぁ、その人は息子が卒業する同じ年に高校を卒業し、どこかの大学に入学することだろう。
出来れば興味ある科目の学科に入って貰えればと思う。学校を通い続けられるように。
きっと親御さんもその様に思っているだろう。
そこまでは理解できるが、既に自分で株を動かして利潤を出す輩もいるのだが、この度退学したらしい。
何でも早くに社会に出るとのこと。
確かに高校は義務教育ではないが、肩書きだけではないと言われればそうかもしれないが、高校くらいは出た方がいいのではないだろうか⁉️そんな風に思う。
最も後で単位の取り直しをして卒業するのかもしれないが、そんなに急いでどうするのだろうか⁉️
彼らは頭はいいし、親の財政的にも厳しいわけではない(なんたって私立だし)。
今まで何も困ったことはなく、どちらかといえば自己評価も高い方だと思う。
ただ他人と同じことをすることや、年長のものに指図されるのが好きでない人間が多い様に思う。
それらは全く無意味なのだろうか⁉️
自分が学生の頃はそんなことに反発しただろうか?
大人へのなんだかよく分からない反発はあったと思う。
建前ばかり言っているのが嘘くさくて鼻白んでいたっけ。
だけどそれを態度に出すのはいわゆるグレている奴らのすることで、大人の意見に従って生きてきた。
息子のクラスメートの何人かはやっぱり俺は人には使われることができないな、と言っていて学生時代に起業したいという。
なにするの?と言えば
ザッカ―バーグみたいになりたいんだって、という。
良かった、ユーチューバーとか言われたらもう少し現実的になろうと言いたかったけど(いや、それはユーチューバーに失礼か)。
なんにしても、人より先に便利になる方法を考え出せれば儲かるよ。
と当たり前なことを答えた。それには、自分が人より何が一番強いか考えてみて。
その人より強い何かがあれば、違った着眼点がみえてくるはずだから、そこから人が
これあってよかった、
と思えることをみつけてみればいい。(まず自分がこんなのが欲しい、でいい)といってみた。
次男は
定年したら10年くらいで死にたい
という。
からだが思うように動けなくなってしまいたくないから、と言っていた。
彼の定年なんて70歳超えるまで働かされるかもしれない。
そんじゃ、ちょうど寿命じゃね?
という。16歳だと半世紀以上先の話は漠然としていてよく理解できないのではないだろうか?
未来が広がっている人と未来の話をしようとしてもそこに死はリアル感をともなっていない。