「からだの声の翻訳家®️」鶴木マキ∬しあわせのシグナル∬

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そもそも全ての最初は神様が作っている(古代の哲学)

高2の息子と会話する。
なんでも「哲学用語図鑑」というのを買ったそうだ。


何か本を読んでかSNSで知ったかで、本を読むうえで知っていた方が
読むものが分かりやすいから、という理由で購入したらしい。


果たしで彼がどんな本を読んでいるのかは知らないが。


その中で、昔の人はみんな「神様がいる」前提で話をするんだよ
とう。


そもそも全ての最初は神様が作っている。


「木のコップ」であれば、「木で人間が作ったコップ」なのではなくて、
「既にどこかに(これが神様のところ)木でできたコップ」の原型が存在していて
今目の前にある木のコップはその模造品にしかすぎない。
動物でもなんでもこの世にあるものは全て模造品であり、神様が最初に作っている
ものがあるのだ、といっていた。
ただアリストテレスは、そのものの本質はそのもの自身の中にあるのだといって
どこか分からないところにあるだろうというものを否定した。


アリストテレスの考え方はヨーロッパではその後廃れて、
結局神様ありきの考え方に移行して行き、宗教家の力が強くなっていく訳ですが


その後再び中世中期にこの考え方が戻ってくると、
中世のキリスト教会はマズイということで、
アリストテレスの考えるこの世のことは哲学として考えることができるが、
死後のことなどは神の領域となりやはり神様はいて最初は神がつくっているのだと
主張して行きます。


中世中期、ヨーロッパでは宗教が中心になって物事を支配していたので、
アリストテレスの考え方は都合が悪かったのでしょうね。


だけどこのスコラ哲学、私もやっぱり最初は全てを作った存在がいるのだと
思うのです。
ただ、神様に祈って、妄信すればいいかといえばそんな風には思いません。


祈れば助けてくれるって訳ではないと思っています。


ただ、生まれてから死ぬまで全て決められているのだと思います。
だけど分かっていても先を知ることは出来ない(知ったら人間努力しなくなるから)。
タイムループも出来ない。肉体を伴っては。


だから今を一生懸命過ごすしかないのだと思ってます。


生きて死んでいく意味があるとすればそんなことなんだろうと思います。

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