「からだの声の翻訳家®️」鶴木マキ∬しあわせのシグナル∬

日常から不思議な話まで。リーディングってなに?ポジティブってどんな思考?なんてことをつぶやいてます。

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愛人枠

妹と話す。

仕事でパートたちを束ねることをしているのだが仕事が向かない。


我が妹だけに感情が入るのだろうか。

赴任先の支店の人々からは

「Mさんが来てから支店が明るくなった。みんなの関係性が良くなった」

と喜ばれているらしい。


だが、本人からしてみると色々な調整をしなくてはならず疲れるらしい。


自分と同じ立場の女性が二人いる。

一人はきちんとしたことを言うがもう一人は仕事を区切る。自分の好きなことだけやる。


結果一番大事なことを他に丸投げするらしく、

「何にもしない」

と妹は形容する。逆に言えば下からも不評は聞かない。なにも言われない人、そうだ。


三人で協力しながら下を引っ張らないとならないから、その動かない人を動かすのにこれまた疲れるらしい。


「ほんとは私、オペレーターの仕事が大好きなの。検印とかなんてやめてそれだけでいいくらいなのだけど、それじゃためなんだよね」


と言う。下にすこぶる評価も高いし、上司との取り次ぎも出来てもそのように言う。



自分の社内を見舞わしても、下の人ほど自分の要求をいっている。


営業事務は私たちからみるとずいぶんと自分の主張をしている様に見える。

ここまでだと区切った期限も平気で破る。

なら要らないのだなと思うと、

「支店長に言ったから、これ頼んで」

と言ってくる。

支店長という言葉はいわば印籠なのだろう。

ルールなんてもんはないんだろうなあ。


先輩は

「なんかあるとすぐ支店長にいうのよ」


と。誰が言っているのかは大体想像がつく。


支店長がしてほしいと感じることはさっさとやる。

走ってまでやっていた。

その洞察力は凄い。



この話を妹にすると、やっぱり妹のところにもいるらしい。



支店長とタバコ仲間らしくそこで色んな支店内の話をする。話はその人の目線からのものでその話を通して支店長がものをいう。


一番トップがどのくらいその女性の話を鵜呑みにするかで方針が別れる訳で、


「どこにでも愛人枠っているんだよね」


と言う。


実際の関係はさることながら、取り入るのが上手い女性のことをその様にさした訳だ。


確かに社内の他をを見渡しても何人かいるなぁと思う。


愛人は本妻にはなかなかなれないのではないか。


私としては職場の愛人枠はごめん被りたい。


近所の世話好きおばちゃん枠を作って貰いたいと思っている。

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