「からだの声の翻訳家®️」鶴木マキ∬しあわせのシグナル∬

日常から不思議な話まで。リーディングってなに?ポジティブってどんな思考?なんてことをつぶやいてます。

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ボサノバ

ジョアン・ジルベルトが亡くなった。


洋楽を中学生時代から聞いてきた。


USAチャート
UKチャートと
チャートを追っかけていた。


日本でメジャーでない歌手の曲も
聞くようになった。


だけどある時
チャートで流行る曲が色褪せ
興味を失った。


そんなとき私の耳をとらえたのが
ボサノバ。


その頃は社会人になって
7~8年ほどたっていたろうか?


お酒を飲みながら
音楽を聴くことも覚え
ボサノバは
そのシチュエーションと合っていた。


ジョアン・ジルベルトや
アントニオ・カルロス・ジョビンの曲は
心地よいものばかり。




なにも考えず入ってくる
音に身を任せる心地よさがある。
沢山のアーティストが彼らの曲を歌う。


アレンジが加わり
声の音色や音程が変化して
アーティストの個性が出る。


ボサノバは、
予定調和的な安定感がある。


あの頃
永らく熱中していた洋楽(ポップスやロック、テクノ)への熱が
いきなりポッカリなくなり
その穴埋めを
どこにやっていいのかわからなくて
癒しを求めていたのかも知れない。


今でも何を聞いていいのかわからない夜は
ボサノバのアルバムを手に取る。


音楽は私にとっての
なくてはならないものだけど、
こころの状態で聞きたい曲は
変わる。


支えてくれるものであると同時に、その時の
こころの状態に強く左右される。


私にとってのボサノバは癒しなのだろう。


ジョアン・ジルベルトの訃報を聞き、今夜はあの曲を聴こう。

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