「からだの声の翻訳家®️」鶴木マキ∬しあわせのシグナル∬

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いち見さん



「いち見さんお断りの店」ってさ、どういうとこにあるの⁉



先日次男に聞かれた。


どこって、だいたい行ったこともないので想像でしか答えられない。




うーん、赤坂あたりの料亭とかじゃないの⁉ほら、良く政治家が利用するようなやつ。


だいたい、いち見さんをお断りしていても商売が成り立つのはひと組単価が高いお店だと思うよ。



ふーん、じゃあさ、どうしてそんな高いところに行く訳?


そーだなぁ。特別感なんじゃないの⁉


やっぱり値段にみあったことしてくれないと行かないでしょう。


そこの料理やら、店の対応などが特別。


値段出す以上の対応を期待してみんな行く訳で、それ以上の満足を得られるからまた行こうと思うんじゃないの⁉


人は、自分だけってことをされると弱い。

そのためには店側は、客をひとりひとり個別対応をするってこと。


ようは何度も行けば、店側が覚えてその人にあった対応をしてくれる。


かくしていち見さんお断りになる訳よ。



そんな話をしていたら、


そんじゃ、そんなお店に通されるにはどうしたらなれるんだろう?


という。


やっぱりそういうところは人づてに紹介されるものであるだろうから、そういうところをよく知る人と知り合いになるしかないだろう。


それなりに有名人だったりしないといち見さんお断りに出入りする人と知り合いになれない。


まぁ、自分も同じようにならないと無理だろうね。


と話した。


しかしこれは何でも同じで、顔馴染みになるというのとは、お互いのあいだに信頼関係が生まれることだろう。



果たして将来二男はいち見さんお断りの店に入れるだろうか?


楽しみである。

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