本日昔の上司を囲んでの食事会があった。

その方が退職して早くも５年の歳月がたった。
本来なら定年再雇用で働く選択もあったが、自身は財テクをされているので、
会社への想いはなく、サッサとおやめになった。

私はその方とは最終違う部署だったので、どのような終わりだったかはしらないが、
今日来ていた初めて話す方に言わせると

一区切りついて、やり切った感があったからすっぱり辞めたのだろう

ということであった。

やり切った感。

これは何事につけてもとても重要なことで、それが出来れば後悔はない。

この初めて話した方というのが、また大変魅力的な方だったのだが、
（賢そうで、誠実そうに見える方であった。
浴衣に日本酒を江戸切子のグラスで飲んでいたら似合うだろう
という雰囲気のある。風情がある二枚目だ。
まぁ、誠実そうに見えても女性がほっておかないだろう。
こういう人には無駄に近づかないに限る）

その人が、

いや、５年もブランクがあるとは思えない。
全く変わってない、明日からもすぐ仕事が出来そうだ。

元上司の感想をいう。全く同意だ。

当の元上司は、

町内会の役まわりで近くの小学校にみどりのおじさんを
しなくてはならないんだよ

なんてことを言いながら笑うが、話をしていると相変わらず
頭の回転が速く、目の付け所が違っている。

終身保険もかんぽなんかには入らない。
一括でドル建ての保険に入っているという。

ながく生きれば元が取れる

という。考えてみればその人が

ここで、持ち株（社内株）売ればいいよ

と行った時一緒に連れて行って貰って売ればよかった。

もうあんな風に値上がらない。

行動力もあり決めたら早い。
言葉もストレートにはっきりと言ってくれるので
私などは安心して聞いていられる。

会社の権力から背いて自分の意見をいえる人だった。
だから辛いこともあったのではないか？
と思う。だから私の辛い時期の話に
的確にアドバイスをしてくれた。

感謝しても足りないなと思う。
あの時のアドバイスがあったから、
私一人が悪者になることもなく、
今の職場でかんばって結果が出せるようになって
何年もかけて周囲と同じ様に評価して貰える
立場が得られたのではないかと思っている。

そうでなければ、きっとクビにされていただろう。
難癖つけて、会社はどうにでもできると私は思う。

私の会社卒業はいつだろう？

やり切った感、どこかで得られるだろうか？