「からだの声の翻訳家®️」鶴木マキ∬しあわせのシグナル∬

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50代、どう生きるか?④



(前回の続きです)



老いていくことで得るものがある。




老いて死に近づくことは
若いうちなら苦しむことを
苦しまない様にならしていく
行為でもある。




徐々に食も細くなり
だんだんと眠りも浅くなり
夢とうつつが交差してくる。




だんだんとからだの自由が奪われる。




そしてそれが当たり前に思えるようになってきて
だんだんと死を日常の中で意識してくる。




親をみていると
昔は怖かったのに、
今では穏やかになったものだと
思う。




まさに老いがそうさせている。




そして老いていく親をみながら
段々といろんな欲がそぎ落とされていくのを
みていると、こうして仏様に近づいていくのだな、
とそんな気持ちになってくる。




老いることは仏のこころに近づける。


だから日本人は仏式で式をあげることが多いのだろうか?


亡くなった人を「仏様」と呼ぶが文字通り
こころの方でも準備して召されていくようにできている。


色々な執着が消える頃、
仏のこころになるのだろう。


ほとけになるとは、
案外悪いことではない。

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