「からだの声の翻訳家®️」鶴木マキ∬しあわせのシグナル∬

日常から不思議な話まで。リーディングってなに?ポジティブってどんな思考?なんてことをつぶやいてます。

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認められない人

主人から電話が入る。




今月も帰れないらしい。


その理由は主人の母が認知症になったいるからだ。
一緒にいる義妹がその母とのことで辛い思いをしている。


レビー小体型認知症は幻視をみる。


義母は主人や義妹が犯罪を犯しているという。
私に電話をしてくる時は比較的はっきりしている時だが、
記憶力の低下を嘆いたり、自分が相手に対して迷惑を掛けていると嘆いたりする。


そして周囲が滅入るのは、(自分の子供に対しての言葉の攻撃なのだが)
自分がしっかり指導しないとならないと思って言う点だ。


実家の母に義母と電話で話した件を聞いてみた。


母は、


おかあさん、鬱っぽいわよ。
私たちの時代と違うからいくら言ったって駄目よっていったら、
おかあさんの考えにはついていけません
って私のこというのよ。


という。
義母は自分の考えを否定されたのが気に入らないのだ。
毎日そんな義母に否定的なことばを言われる義妹の気持になると確かに辛くなる。


私は言っても無駄だと思っているが、


おかあさん、他人は自分が思うように変えられない。
変えられるのは自分しかないのよ。
自分が変われば他人の態度は変わるのよ。


自分の幸せを外に見つけようとしても無駄なの。
他人の幸せが自分の幸せだといって、思うように変えようとするのは
自己中心的なこと。例えそれが自分の子供でも変えられない。


どうせ忘れてしまうかもしれないが言わない訳にはいかない。


おかあさん、毎日知り合い一人ずつ手紙を書いて。
感謝の手紙。おかあさんが亡くなった後、受け取った人が読み直してくれるような
おかあさんの言葉で手紙を書いて。


私はこれからも母に言葉と文字で同じことをなんども伝えていくだろう。


認知症になる人は、
相手が自分と違うと知ることを認めることが出来ない人。


文字通りその様に思う。

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